関西トラックフェスタ向日町

本当に久しぶりのブログアップとなります。
S木です。
(少し長いです。)


まさか自分が競輪場で走るなんて、自転車始めるまで考えもしませんでした。。


去年の冬から二人目が生まれたり、春先の咳やら喘息やらで自転車に乗れなくてすっかり膝周りの筋肉が落ちてしまいました。

体重も落ちたのですが当然スピードが出ないなぁと感じておりました。


以前、会長から
「スプリントにはトラックやってみたらええで」
と聞いてましたので、
自分のスピードを把握するためにも思い切って関西トラックフェスタに参加しました!


7月はちょうど向日町の開催で近くでしたし。

申し込みはブログから締め切りはレースの4日前まで可能で参加費は当日払い、
2種目まで2000円、3種目以上は3000円。
なんとも参加しやすい!


種目は会長おすすめの千トラ(1000m TT)と、トラックのロードレースと言われる(とネットに書いてあった)スクラッチに参加しました。


朝8時頃からロードバイクの人は30分試走が出来ました。

しかし、何にも勝手が分からない私はトラックに入るときにコースの外側で靴やなんかをいじったりフーラフーラしてたみたいで、

遠くから
「おい!そんなとこにおったらあかんやろ!!誰やねん!」
と叱られてしまいました(汗)

トラックの場合、安全エリアは内側の茶色い所のようで外側もスピードが出て危険なためのようです…

気を取り直して試走に入ります。

びっくりするのはバンクの傾斜のキツさです。
オーバルの2つのコーナーのバンクは内側から外側へ斜度20%はあるんじゃないでしょうか?

コーナーは全部傾斜してるのでノロノロ走ってるとペダルを坂に擦りそうです(汗)

でも何周か走ってるとスピードが出てれば遠心力が働くので大丈夫なんだと分かりました。

しかも思いっきり傾けても路面が石一つないようなのでそこは安心できます。
むしろツルツルしてて快適です。

ただバンクはバイクのコントロールが本当にシビアで少しのハンドル操作で、
外側に膨らんだり、内側に入ってしまったり。
コーナーのライン取りの未熟さを思い知ります。


そんな感じで試走を終えて、
一息入れていると周りはみんなムキムキマッチョ、坊主頭率が高い!
何か自分の高校時代の柔道生活を思い出しました。

ワタシ、昔はマッチョだったのでロードレースの大会に出ると比較的ガッチリしてて、周りは細くていいななんて思ってましたが、
今日ばかりは圧倒されてしまいました。


なんか聞こえて来る会話も体育会のノリが強いような。

女性の参加者も数人と、ロードレースに比べてとっても硬派な雰囲気が漂っておりました。
協賛とかもなくて純粋に皆さん記録会&勝負しに来てるような感じで、

とてもレース後にビール見ながら応援できるような雰囲気ではありませんでした(笑)

ロードレースの雰囲気はやっぱりアホなことも言えたり開放的で良いですね。

トラックは本当に柔道場に来てるような感じです。


1000mTTとスクラッチは午後からでしたので試走して一旦お家に帰って、
お昼までは、娘と公園で遊んだりして、
その後一緒に昼寝しました。



2時。
千トラは一番エントリー人数が多いのT1(ピストバイクの部)からR3(ロードバイクの部)までで2時間の競技時間です。

私の出走するR2カテゴリはかなり後の方で、皆さんの走り方を勉強したり、
時間が余ってるので冷房の聞いた使い放題のローラー部屋で3本ローラーしたりしてました。

3本はみっちゃんに一度乗らせてもらったことがありましたが、乗れたのはこの日が初めてでした。

前後左右のバランス感覚を養うのに良いというか、手足に無駄な力を入れない体幹を使ういつものペダリングをすれば普通に乗ることが出来ました。

足周りの太い競輪選手も3本をやってるし、
体幹をしっかり使って走ってるのだと再認識しました。


アップも済ませ、出走までのトラックの内側での孤独との戦い。。

その時、私を呼ぶ声!

Wさん!!!

本当に殺伐とした雰囲気を感じていましたので救われました。


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1000mTT R2カテゴリ 2位 1:20:141

会長の壁はやはり高く、1:20を切れませんでした。


スタートを待つ間、お腹や背中を意識して深呼吸する。血流を促す。


サドルをかかりの人に持ってもらって
ピピーッという笛の後に、ピストルでスタート。

向日町競輪場だと一周は約400メートル。1000メートルは2週半。

皆さんのを見て最初のコーナーを超えて直線、次のコーナーの手前までスタンディングで加速するのが基本のようだ。

変速機の付いてるロードバイクでも皆さん重めのギアからガツガツ踏んでスタートしてるので、
私も同じように適当に隣の人のバイクを見て適当に同じようなスプロケにギアを入れておいた。
15かな?16?そのくらいに。
ちなみにフロントは52。


スタート。
重すぎてバランスを崩す。ヨレる。

その後、会長のアドバイスも虚しく前後の荷重を上手く使えなくて後輪が跳ねる。


スタンディングで加速しながらコーナーに入るも、バンクのコーナーのスタンディングはバランスが取れない。
蛇行して力が上手く入らない。
明らかにバンクのスタンディングの踏み方があると思う。

その後直線で加速するも、スピードを乗せ切ることができずに2つめのコーナーに来てしまいシッティングに切り替えてしまう。

シッティングでもバンクで蛇行してしまう。

2周目、3つ目のバンクは上手くなってきた。


3つ目のバンク超えて残り1周。
急に、きつくなった。あと一周もあるなんて本当に信じられない。


4つ目の、バンクは目の前がクラクラして来て蛇行する。
最内側のキャットアイみたいなのに乗り上げそうになる。

その後の直線でスピードが、激落ちしてるのが分かる。

呼吸よりも脚の乳酸が溜まってきて回らない。

最後のバンクを無難にこなし最後もヘトヘトになりながらゴール。


本当にキツかった。
でもスタートやコーナーでもっと技術を身につけて、ロスなく走ってどれだけタイムを縮められるかやってみたいと思った。

でもしばらくはいいかなぁというキツさでした。

最高速度も54km台で昔に比べて全然駄目だ。

一位の人は1:13台とかバケモノでした。
私のタイムだとR1カテゴリで11位くらい。

次はR1にエントリーしようと思います。

周りの人の機材はカーボン&ディープ&ディスク&DHバー&エアロヘルメット&エアロワンピ
率も結構高くて、スピードが乗ったらすごいだろうなと思いますが、

1000トラは自分との戦いなので、
機材はなんだって良い気もします。
次走った時に、前のタイムと比べてどうなのかが重要。

いずれカーボン&ディープで走ってみたいもんですが…。

見ていただいたWさんに感謝。
かなり元気が出ました!

最高の、写真もありがとうございました!!


そして最後のスクラッチ

10位/20名

トラックのロードレースと呼ばれるそうで、
ルールは単に最後に一番にゴールした者の勝ち。20名くらい出走。

6キロと思ってたら間違いで3キロでした。
つまり
7周くらいに短縮になったとか説明がありましたが、よく分かりませんでした。

フェンスにもたれた状態からゆっくりスタート。
ローリングスタートで半周くらい走った。

最後尾くらいだったので3周目くらいで前方へ上がる。
トラックは、基本右側から上がるようだ。


2、3番手で走ってたら誰かがアタック。
一周して前との20メートルくらいが縮まらないので僕がブリッジしてしまう。

逃げに追いつき残り2周。
後ろは普通にみんな付いてきている。
完全に戦略を間違えている。
以外と脚を使ってしまった。

いつの間にか残り2周になった感覚。

休む残り時間もなく、
どんどんスピードアップしていき
追い越され、どんどん追い越され
そのまま10位でゴール。

捲くったもん勝ちのレースということが分かりました。

引いたりしてレースを揺さぶるには短すぎると思いました。

ただみんなスピードが速い!!
これはロードレースの集団とはまた違う速さ。

あと肩とか普通に当たりますね。
でもラインを急に変えるのは許されてなさそうなので前とハスる危険性は低そうに思いました。

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刺激的で中身のいっぱい詰まった一日でした。
デモンストレーションの奥平充男選手の1000トラは物凄かったです。矢のようでした。



初めてのトラックレースでしたが、
ロードレースにも通じるエッセンスが
トラックにはいっぱい詰まっているのだと思いました。

加速、バンクのライン取り、乳酸耐性、体幹の使い方など、

スピード全般を鍛えるにはトラックは本当に有用だと思いました。

夜まで脚はガクガクでした。


でもトラックはロードレースみたいに休む場面があんまりないですね。

アタックを繰り返して相手を消耗させていくような場面は無いと思います。


次は少しは休むことが出来そうな、ポイントレースやエリミネーションに出てみたいです。
3キロTT にも出てみたいです。
1000トラは定期的にやっていきたいと思います。


本当にキツイですが、また参加してみたいと思います。

駄文、長文にお付き合い頂きありがとうございました。

S木